
「御堂筋」は大阪市の梅田(キタ)と難波(ミナミ)を結ぶ全長約4、幅約44のメインストリートです。
北御堂(西本願寺津村別院)と南御堂(東本願寺難波別院)が沿道にあることから「御堂筋」と呼ばれています。6車線の大きい通りで、南行きの一方通行となっているこの「御堂筋」には、大阪みどりの百選にも選ばれている約800本のイチョウ並木が続いています。戦前から長い歴史を持つこのイチョウ並木は、11月の終わり頃からポツポツと色づき始め、12月の初旬には、金色に染まり、大阪の街の景観を豊かにしてくれます。高層ビルに囲まれて、黄金色に輝くイチョウ並木。仕事の合間や、観光の足取りを緩めて鑑賞してはいかがでしょうか。私たちの心を少し和ませてくれるはずです。
冬には、このイチョウ並木が、クリスマスの飾りつけのライトアップでよりいっそう華やかになり、この「御堂筋」は「大阪のシャンゼリゼ」とも呼ばれるほど、大阪で一番輝く通りになります。また、この「御堂筋」には26体の彫刻作品が点在していて、「考える人」のロダンやシュルレアリズムの美術家ジョルジオ・デ・キリコ、その他ルノアールや高村光太郎など著名な彫刻家たちの作品を楽しむことができます。
そして「御堂筋」の秋の醍醐味といえば「御堂筋パレード」です。日本や世界各地のフロートやバンドなどが大阪に集まるにぎやかなパレードです。阪神タイガースの2003年度セリーグ制覇を記念して行われた、御堂筋パレードでは、ファンの方々が涙するほど大盛況でした。
また、心斎橋ではこの御堂筋通り沿いに、様々なブランドショップが立ち並んでいます。海外のウインドウショッピングをイメージしたおしゃれな街は、終日たくさんの人達で賑わいます。たくさんのお店が立ち並ぶ「御堂筋」はおしゃれなショップや飲食店ばかりではありません。一歩路地を入ると大阪の食の代表「お好み焼き」を「千房」さん、昔からの変わらない味「串かつ」を「新世界じゃんじゃん」さんなど、様々な大阪ならではの味を楽しむ事もできます。
現代、過去と交差する風景や味を堪能できる事もこの「御堂筋」ならではの楽しみといえます。
そして、この大阪のシンボルロード「御堂筋」は、道路としての機能だけではなく、「憩いの場」「アートに触れる場」「四季を感じる場」など、多面的に様々な表情を持つ「みち」へと常に進化し続け、人々の未来へと続いていくことでしょう…。