
「ぜんざい」は小豆を砂糖で甘く煮て、そのなかにお餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた和菓子で、小豆の粒がそのまま残っています。その粒がなく、こし餡のものは「お汁粉」と区別して呼ばれています。
ぜんざいの由来は仏教用語の「善哉(ぜんざい・よきかな)」からきたもので、初めて食べた一休宗純があまりの美味しさに「善哉」と叫んだという説と、出雲大社の神在祭の際に振る舞われる「神在(じんざい)もち」が訛ってぜんざいになったという説がありますが、定かではないようです。
大納言小豆のなかでも京都大納言は大粒で色艶がよく、京都の和菓子などに使われることの多い、香りの良い品種です。この京都大納言に惚れ込んでぜんざいを作り続けているのが大槻勝久さん。元は腕の良い和食の料理人で、大阪のお店も繁盛していました。ある時、ふとしたきっかけで京都大納言の生産者と出会い、その生産者の方々に乞われて小豆を使った料理の技術を教えることになったそうです。そうするうちに、いつのまにやら京都大納言を使った商品開発の中心人物となり、加えて農家の方々の熱い心に打たれて、ぜんざいやおはぎを専門に作る工房を大阪に構えることになりました。つやがあり切れにくく香りの良い小豆は、皮が薄いので口に残ることがなく、手摘み、手よりで粒よりのものをひとつずつ選別してあります。
その京都大納言をたっぷりと使い、生粋の職人である大槻さんが炊き上げたぜんざいは、これまでのぜんざいを凌駕する美味しさです。また粘りがよくほのかな甘みのある佐賀県のヒヨクモチを使ったお餅も絶品です。大槻さんは、その卓越した技術をすべてこのぜんざいに凝縮させて、細かな気配りを重ね丹精込めて手作りしています。小豆ならではのやわらかな滋味がたっぷり、お取り寄せグルメの最高峰です。
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大槻勝久