スタッフの取材日記

大阪の取材日記 3月号

大阪来たらやっぱり・・・

大阪来たらやっぱり・・・

たこ焼の発祥については、様々な説があるようです。一つ目は、明治末から大正時代に大ブレイクした「ちょぼ焼」がベースという説。浅いくぼみのある銅版に水溶き粉を流し入れ、刻んだコンニャクや紅しょうがをのせて焼いた「ちょぼ焼」は庶民に大人気でした。二つ目は、ラヂオが巷に出回りだした頃に誕生したことから名づけられた「ラヂオ焼」説。そして三つ目は、昭和初期に明石で卵ベースの生地にタコを入れて焼き、だしに浸して食べられていたものが、大阪に伝わった際にアレンジされ、生地に醤油を混ぜて焼き、そのまま食する「素焼き」から生まれたという説です。
真相は謎ですが、現在の姿となったのは、お好み焼き同様、戦前から戦後にかけての時代というのは確かなようです。味付けは醤油味で、何もつけずに食べるスタイルでした。そして昭和二十年代後半になり、ソースをかけて食べるスタイルが生まれ、今も庶民の味として愛され続けています。大阪ではタコ焼き器は一家に一台あると言われているほどですが、家族や仲間でワイワイガヤガヤ、それぞれが思い思いに焼きながら楽しむのもまた格別です。大阪の食文化の原点は、まさに食を楽しむことにあります。
最後にびっくりするような話を一つ。
太陽系の火星と木星の周回軌道の間に、「TAKOYAKI」という名の小惑星があるんです。新しい星が発見され、その星に名前をつけようと子供達を対象に公募を行ったところ、「丸い」イメージからか「たこ焼」が一番多く、「TAKOYAKI」という名の星が実際に存在しています。日本、世界をも飛び越え、今や宇宙にまで進出したといったところでしょうか。遥か彼方の小惑星に思いを馳せて食べるとき、またいつもとは違った、たこ焼の味が広がるかもしれませんね。

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