スタッフの取材日記

大阪の取材日記 7月号

「水なす」 幻の茄子

「水なす」幻の茄子

『水茄子』、それは野菜ではなく、まるでフルーツのような甘みとみずみずしい果肉。まさに『野菜の刺身』と呼ばれるにふさわしい極上の一品です。水茄子とは、大阪泉州地方の気候と風土でしか育たない、江戸時代から続く高級野菜です。  

水茄子の栽培にはビニールハウスと露地栽培があり、三月から十月末までに収穫されますが、食べ頃はやっぱり夏。眩しい太陽の光と一定の温度で、茄子は重厚な紫に色づきます。
「女の人は色白が美人と言われるけど、茄子は黒いほうが美人なんだよ」 と、水茄子の漬物店『ただやす』の店主、殿谷忠正氏は言います。また、水茄子は強い風が当たるだけで傷つくほどデリケートな野菜で、栽培には細やかな気配りが必要とされています。  

そして、水茄子のもっともおいしい食べ方がヌカ漬け。やわらかい皮としっとりとした歯触りが、多くの漬物ファンを虜にしています。『ただやす』では、すべて受注生産されていて、注文がきてから一つ一つ手作業でヌカに漬け込みます。したがって、自宅へ到着してから、2、3日漬け込むと、丁度食べ頃の水茄子を味わう事ができます。

『幻の茄子』とも言い伝えられている水茄子は、冷たいビールとの相性も抜群。こだわり抜いた水茄子と夏の味覚を心ゆくまで楽しんでみては・・・。

取材協力:水なすのただやす 
住所:大阪府泉南市信達巻 736番地
営業時間:10時〜19時 
Tel:072-483-2845 Fax:0120-80-5536

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