スタッフの取材日記

京都の取材日記 1月号

京都冬の旅「高台寺」

京都冬の旅「高台寺」

鷲峰山高台寺は、昨年開創400年を迎えた。一六〇六年、豊臣秀吉没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所(ねね、出家して高台院湖月尼と号す)が建てたことはあまりにも有名な話である。当時は、10万坪の敷地で壮麗を極めた。禅宗の寺でありながら、ねねの人柄が随所に表れている高台寺。女性的な優しい雰囲気を見ることができるのは、非常に珍しい。
春は桜、秋は紅葉でとても有名だが、一番素敵な高台寺を味わえるのは「冬」と語るのは、副事務長 間宮氏。その理由は、「人込みを避けられ、ゆっくりと楽しむことができること。また、普段は樹木の葉に覆われた『臥龍廊』が冬の間は落ち葉の為、美しい姿を見せ、なんとも言えない幻想的な世界を感じられることが、まさに冬の醍醐味。冬の間だけは高台寺全体を見ることができるので、冬の高台寺が最高です。」とのこと。
秀吉と北政所をお祀りしている「霊屋」と「開山堂」を結ぶ階段廊下「臥龍廊」は、龍が天に昇る姿に似ている所から名付けられた。さらに、真横にある「臥龍池」には、廊下が映し出され、素敵な冬の高台寺を現している。
底冷えする京都。寒いが澄んだ空気。凛とした雰囲気の中、心身ともに清めることができる冬の「高台寺」。京都の旅の楽しみ方はいろいろあり、春夏秋冬それぞれの良さがある。比較的観光客が少ない冬の京都。ゆっくりと冬の「高台寺」を満喫すると、京都の良さ、奥深さを改めて感じることができるはずである。

取材協力/高台寺
住所/京都市東山区下河原町526

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