スタッフの取材日記

京都の取材日記 3月号

清水寺「青龍会」観音加持

清水寺「青龍会」観音加持

京のお寺には龍がたくさんいます。相国寺の蟠龍図、建仁寺の双龍図、天龍寺の雲龍画、妙心寺の雲龍図は皆様もご存知かもしれませんが、実は清水寺にも一躰の龍がいるんです。
京都では東に流水のあるところを青龍、南に窪地があるところを朱雀、西に大道があるところを白虎、北に丘があるところを玄武とする四神相応の考え方が深く根ざしています。清水寺が東山山系「青龍」の地に位置することから、毎年三月、九月の十五、十六、十七日と清水寺の清水にちなんで四月三日の計七日間のみに「青龍会(せいりゅうえ)」の行道が行われます。
「青龍会」は、平成十二年三月、三十三年ぶりに秘仏御本尊「十一面千手観音像」ご開帳を記念に結成され、観音様の化身である青龍が、毎夜境内の「音羽の滝」に水を求めて飛来したとの伝承にちなんで始められました。それ以降「青龍会」は清水寺と清水寺門前会が一体となって、参拝に来られる一人一人の安寧と幸福を永年にわたり祈り続ける一大行事となりました。「青龍会」は広く告知せず、その日訪れた人々に対し千載一遇の出会いとして道中にて人々の幸福を祈り、厄除、招福を祈願する「観音加持」を司る夜叉神)によって「八功徳水(はちくどくすい)」の法水が参拝客に施されます。
さて、その祈りを込めた「青龍会」にちなんだ記念品をお求めになることができるのをご存知でしょうか?清水寺参道には数多くの土産物店がありますが、「青龍会」グッズはその中の十一店舗のみで取り扱われています。「青龍会」グッズは青龍会の縁起を記念し、観音様と参拝者の縁を結ぶものとして作られました。グッズにはTシャツや扇等があり、揮毫は清水寺の森清範貫主がお書きになりました。青龍キャラクターグッズは京都在住のデザイナー(蛭川光庸氏、大橋ケイタ氏)がデザインしています。清水寺参拝がてら「青龍会」グッズを探してみるのも楽しいかもしれませんね。

取材協力:清水寺門前会 会長 田中博武、有限会社ケイ・ステージ

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