
今年1月、嵐山にオープンした小倉百人一首殿堂「時雨殿」。小倉百人一首のかるた取りといえば、お正月などに家族でワイワイと楽しむ恒例行事でした。また、おじいちゃん、おばあちゃんから孫へ伝えられる伝統儀式的なものでした。
「時雨殿」では、そうした小倉百人一首を今の時代に沿うように楽しんでもらおうという指向が随所に見られます。一番の驚きは、受付カウンターでゲーム機型の「時雨殿なび」が渡されることです。床一面のパネルの上で巨大なかるた遊びや京都の空中散歩を楽しむことができます。大人も子供もついつい夢中に…。
壁面に並べられた百首のパネルに「時雨殿なび」を近づけると、その歌の解説や朗詠が聞けたり、色々な遊び方が楽しめます。他にも体感かるた五番勝負や謎解きの井筒など、思わず真剣になってしまいます。
子供たちが親に「時雨殿なび」の使い方を教えるなど、デジタルな楽しみ方ができることが、「時雨殿」ならでは。現代風のコミュニケーションとなっている光景がとても微笑ましい姿です。
時空を超える、王朝の歌人たちをぜひとも身近で感じてください。
取材協力:財団法人 小倉百人一首文化財団
時雨殿・京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11番

