スタッフの取材日記

京都の取材日記 2月号

京都伝統工芸館

京都伝統工芸館

経済産業大臣が指定する日本の「伝統的工芸品」。その数は平成19年3月現在、全国で210点にのぼる。そしてもちろん、この中に含まれていない工芸もまだまだある。日本の「ものづくり」の中心、京都。その昔、宮廷文化の中心であった京都にはさまざまな工芸品が集まり、最高峰の技が競い合うように洗練度を増していった。

毎年2月(今年は2月8日〜11日の4日間)に日本の伝統工芸を継承すべく、京都府南丹市の京都伝統工芸大学校で一流の伝統工芸士から伝統工芸を学んできた学生たちの「卒業制作展(以下卒展)」が三条高倉にある京都文化博物館で開催される。
この卒展は今回で12回目を迎え、学生が主体となって自らの晴れ舞台を演出する。また、卒展では優れた作品に対して「近畿経済産業局局長賞」や「京都府知事賞」など名誉ある賞が贈られる。
訪れた多くの来場者からは、初心者からはじめて本当にここまでの作品を作り上げることができるのかと、その完成度の高さに思わず感嘆の声があがる。

さて、今年は源氏物語千年紀。源氏物語は世界最古の長編小説であり、卓越した文学作品であるだけでなく、文学・美術・芸術などその後の日本が独自の文化を形成していくうえで最も重要な源泉の一つとなった。日本の「ものづくり」の中心で伝統工芸士を目指す彼らも、千年前から引き継がれてきた匠の技を平安ロマンの風とともに我々に届けてくれているのだ。

取材協力/京都伝統工芸大学校
住所:京都府南丹市園部町二本松1-1
TEL:0120−63−1752

in-職ハイパー京都