スタッフの取材日記

京都の取材日記 1月号

かるた始め

かるた始め

京都市東山区の八坂神社では、毎年1月3日に恒例のかるた始め式が開かれます。かるた始めは、かるたの奉納や十二単の艶やかな衣装でかるた競技を行います。競技が終了すると、十二単を身にまとったかるた姫たちの行列が始まり、その歩く姿でより一層華やかなものとなります。

「かるた始め」は、八坂神社の御祭神素戔嗚尊(すさのおのみこと)が出雲の肥河上で八俣達呂智(やまたのおろち)を退治し、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)とともにはじめて須賀に宮居を作った時に詠んだ「やくもたつ出雲やへがき つま隠みに やへかきつくる そのやへがきを」の歌で有名な和歌の神様でもあることにちなみ、八坂神社の御神前で新春恒例の行事の1つとして執り行っています。

「かるた始め」で詠まれる「百人一首」の百人の歌人たちは、天智天皇・持統天皇・柿本人麻呂などを含む十世紀はじめの「古今集」の時代から十三世紀初頭の「新古今集」の時代に至る間の王朝歌人で、時代順に各時期の歌を配しており、自然に王朝和歌の歴史も展望することができます。その百首は四季折々の自然を詠んだ歌と、男と女の恋を詠んだ歌が中心になっています。世界最古の長編小説「源氏物語」の著者である紫式部やその娘、大弐三位の和歌も含まれています。

今年は源氏物語千年紀でもありますので、これを機会にみなさまも文化の香り高い優雅な世界を垣間見るべく、かるた遊びにしばし興じてみてはいかがでしょうか。


参考書籍/原色 小倉百人一首(文英堂)
取材協力/ 八坂神社 日本かるた院本院 理事長 鈴山 葵

かるた始めの詳細はコチラ

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