スタッフの取材日記

京都の取材日記 11月号

東福寺

東福寺

南北2・、東西1・の広さを誇る「臨済宗 大本山 東福寺」は、九条道家が1236年に発願し、聖一国師が開山した寺で、京都五山の一角を担います。奈良の最も大きな東大寺、最も盛大を極めた興福寺になぞらえようと名づけられました。
紅葉で有名な東福寺は毎年多くの観光客が訪れます。最も有名な紅葉スポットは、通天橋を通るときに見える両脇の三葉楓です。黄金色に染まるのが特長で、開山者の聖一国師が宋国より伝えたといわれ、その数2000本に及びます。
また、木々の麓の洗玉澗から上を見上げて壮大な紅葉を見るのも感慨深いものがあります。さらに、通天橋付近の紅葉を反対側の龍吟庵から望むと、通天橋と紅葉との美しい組合せに驚かされます。意外にも龍吟庵は人が少なく、大変見やすく落ち着く場所になっており東福寺のおすすめの紅葉ポイントです。
また、入口には足利義満直筆の「龍吟庵」の額が掲げられるなど、東福寺には足利家にまつわる建物などが多くあります。さらには豊臣秀吉や徳川家康の手によって修復された建物も多くあります。振り返ること約800年、東福寺は相次ぐ火災と再建を繰り返してきました。それでも今なお実在する国宝・重要文化材の多さは、その時代を支えた武将たちの大きな力が影響しています。
紅葉だけではなく、東福寺は、教科書で学ぶ歴史上の偉大なる人物が大いに関わっているお寺です。その背景を学びながら秋の東福寺を歩いてみると新たな歴史を感じることができるのではないでしょうか。

取材協力
臨済宗大本山 東福寺
電話:075-561-0087

紅葉の京へ行く 2007

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