スタッフの取材日記

京都の取材日記 10月号

京都国立博物館

京都国立博物館

明治維新後、文明開化の波が押し寄せ、仏教排斥の嵐が吹き荒れる中で、伝統文化遺産は荒廃と損失の危険にさらされていました。このような状況を打破すべく、伝統的文化財の調査と保存の動きが活発になり、明治30年に「古社寺保存法」が制定されました。同年、そうした文化財保護の動きの中から「京都国立博物館」は開館しました。
京都国立博物館は、平成18年度末現在、館蔵品として27件の国宝、181件の重要文化財を含む6,320件を保存、展示しています。また、京都の社寺などから預っている寄託品が6,179件(国宝82件、重要文化財606件を含む)と多く保存、展示されています。これだけ寄託品が多いことから、いかに地域との連携が強いかがわかります。多くの館蔵品、寄託品があること、また作品の保護の観点から展示内容は頻繁に変わるので、いつ行っても飽きること無く、様々な作品を見られます。
また、土曜講座や定期的に開催される「京都・らくご博物館」など親しみある催しも行われています。16日から開催される「狩野永徳」展は今秋注目の特別展覧会です。絵画黄金期を過ごし、日本美術史に輝かしい足跡を残した絵師の全貌が紹介されます。
博物館のシンボルの赤いレンガ造りの建物「特別展示館」(重要文化財)が建つ広大な庭園は、それ自体が博物館となっていて、石仏や石塔などを見ることが出来ます。
また、庭園の中央に位置するロダン作「考える人」が我々を迎え入れます。「考える人」の前で、色々と人生の楽しみを考えてみるのも良いのではないかと思います。


取材協力
京都国立博物館 
住所: 京都市東山区三十三間堂前
電話:075-541-1151

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