スタッフの取材日記

京都の取材日記 9月号

京都市美術館

京都市美術館

京都市美術館は、様々な文化施設が立ち並ぶ岡崎公園の中にあって、重厚な銅版葺き屋根の帝冠様式建築がひと際目を引く。
昭和8年、天皇即位大典の記念事業として、関西財界や多くの市民の協力のもと、「大礼記念京都美術館」の名称で開設され、東京都美術館に次ぐ日本で二番目の大規模公立美術館である。
戦後は一時駐留軍に接収されたが、昭和27年、接収解除を機に「京都市美術館」と改称、大規模な海外美術の展覧会も開催されるようになり、現在に至るまで、西日本における近・現代美術の鑑賞と発表の場のひとつとして、その役割を果たしている。
現在約2100点の収蔵品は、明治以降の京都を中心に活躍した竹内栖鳳、富岡鉄斎、上村松園などの日本画を主体に洋画、彫刻、工芸、書、版画など多岐に渡っている。
平成12年には、別館が開館、展覧会開催機能のさらなる充実が図られ、海外美術館所蔵の展覧会や、近現代日本美術に関する特別展、例年開催の公募展である日展、院展、京展、さらには優れたコレクションを活用するため、毎回テーマを設定し、趣向を凝らした京都市美術館コレクション展も大変好評である。
9月は、印象派と20世紀の美術「フィラデルフィア美術館展・印象派と20世紀の美術」が24日まで、また、15日からは、伝統のくらしに根づいた「北欧モダン デザイン&クラフト展」が開催される。
京都市美術館は、一つの美術館で様々な美術シーンが楽しめる場所である。

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