スタッフの取材日記

神戸の取材日記 3月号

歴史とともに流れる一雫

酒造りの伝統を守り続ける菊正宗

酒造りの
伝統を守り続ける菊正宗

日本の象徴として、全国で老若男女問わず、たくさんの人から親しまれている日本酒。神戸市から西宮市までの東西約12?の地域に酒造メーカーが集合し、日本酒の名産地として栄える「灘五郷」がある。その中のひとつ「御影郷」に、清酒業界をリードし続ける『菊正宗』がある。1659年創業と歴史は古く、現在もなお日本酒を通し、日本の和の心と文化を伝え続けている。
その「菊正宗」の酒質を支えるのが、昭和初期に品種改良によって生み出され、今や酒米の王様として有名な「山田錦」と、ミネラルを多く含み、酒造りにはかかせないこの土地の名水「宮水」。そして、昔ながらの独特な製法・・・。 「菊正宗」は「生?づくり」という製法で有名だが、この製法とは、蒸米・麹・水を丹念にすりあわせる工程を経て、自然の乳酸菌の力を借りながら手間と時間をかけ、力強い優良な酵母を育む古来伝承の?づくりである。
酒造りすべての作業を、昔は約一千人の手で行っていたが、現在では約50人の手とコンピュータの力により造られている。手間と技術のいる「生?づくり」製法においては現在もなお、人の手によって造られ、歴史と伝統を守り続けているのだ。
「菊正宗酒造記念館」では、この古くから伝えられる酒造りの過程や、知識、用具などと触れ合う事ができ、酒造りの原点、そして日本にまつわる新しい文化や発見などを感じる事ができる。
酒造りの情熱や伝統、そして原点を知る事により、新たな日本酒の楽しみ方を感じる事が出来るのではないだろうか。

取材協力:菊正宗酒造記念館
Tel:075-854-1029

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