スタッフの取材日記

神戸の取材日記 11月号

旨みの濃い岩海苔の味付け板海苔

旨みの濃い岩海苔の味付け板海苔

寒風吹きすさぶ中、真冬に岩場で海苔を摘むシーンがよくテレビなどで紹介されます。一般に「岩海苔」と呼ばれるウップルイノリという種類の海苔の採取風景です。最盛期は寒中の1〜2月で、この時期に採取されたものは、程良い歯ざわりで磯の風味に富み、高級品として珍重されています。海苔は養殖水産物のさきがけで、養殖が始まったのは世界で最も古く、江戸時代初期といわれます。当時は東京湾で盛んに養殖が行われていましたが、それはすべて今でいうアサクサノリといわれる種類でした。しかし、現在の養殖海苔のほとんどはスサビノリという種類が主体となっています。その理由はアサクサノリと比べ、抵抗力が強く、形も大ぶりな点です。

海苔の成分で特筆すべきはたんぱく質で、その含有量は他の海藻をまったく寄せつけません。「畑の牛肉」と呼ばれ、豊富なたんぱく質を誇る大豆も、その含有量は100g中に33〜35g程度です。しかし、干し海苔は100g中に40g以上のたんぱく質が含まれています。まさに、「海の牛肉」です。また、ビタミン、ミネラルやタウリンも豊富で、「海藻の王様」と呼ばれています。

兵庫県佐用町でノリの加工業を営んでいる高見国男さんが作っている味付け板海苔は、晩秋から真冬にかけて熊本県の有明海で収穫されたウップルイノリを使用しています。ウップルイノリの板海苔は香りが高く味が濃いため、そのままでももちろん、適量をちぎってお味噌汁やお吸い物に浮かべても美味しく召し上がれます。有明の海苔漁師たちが、丹精こめて育て収穫した海苔を細かく刻み、程良い厚みの板海苔を完成させていきます。その板海苔を、安心して味わっていただけるようにと、一枚一枚丁寧に味付けしました。海苔本来の旨みと香りを、まずは定番のおにぎりで味わってみてはいかがですか。


取材協力/セコムの食  0120−049−756 www.secomfoods.com

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