平安時代、六道珍皇寺の位置する一帯は、鳥辺野(とりべの)と呼ばれる葬送地でした。
そのため、この世とあの世の接点として様々な伝説が残されています。
現在でも仏教色の強いこの地域では、六道参りは生活の一部として人々に受け継がれています。
期間中、境内へは参拝客がひっきりなしに訪れ、鐘の音が響きわたり、線香の煙がたちこめます。
素朴なお盆の風習が、代々受け継がれていく様を目の当たりにすることができます。
まずは、卒塔婆にご先祖様の名前を書いていただきます。
(もしくは、自分で書いて持って行きます。)
その卒塔婆を持って、「迎え鐘」を撞きます。
この鐘の音はあの世まで響くと言われており、ご先祖様を迎えに来たことを報せるものだそうです。
本堂へとお参りして、蝋燭をあげます。
線香の煙で、卒塔婆を清めます。
お地蔵様が並ぶところへ卒塔婆を納め、高野槇(こうやまき)でお水をあげます。
こうして、先祖の精霊を迎える準備が整います。