初夏〜初秋の3ヶ月に渡って行われる「宇治の鵜飼」。
まずは、風折烏帽子(かざおれえぼし)と腰蓑をつけた鵜匠さんが、鵜の首に縄をつけます。
「締め具合がゆるいと鵜が魚を飲み込んでしまいますし、きつく締め過ぎると息ができなくなってしまいます」と説明するのは、女性鵜匠のひとり、澤木万理子さん。
宇治川の鵜飼を盛り立て、楽しんでもらうことに熱意をそそぐ女性です。
観覧客に鵜をお披露目しながら説明を終えると、鵜船の篝火を焚き、いよいよ鵜飼の始まりです。
鵜匠は、勢い良く水に滑り出す6羽の鵜たちの動きを目で追い、縄を巧みにあやつります。
水にもぐった鵜が鮎を採って飲み込んだら、船へ引き上げてその獲物を吐かせます。
野性を露わにして魚を追う鵜たちの動きを把握し、一瞬の判断で鵜をあやつる鵜匠の技は、見ごたえ満点の伝統芸。
宇治川の鵜飼では、観覧船から鵜に手が届きそうなほどに近い距離で観ることができるため、臨場感をたっぷり楽しむことができます。
豊かな自然に囲まれた宇治には、他にも見所が数多くあります。
宇治平等院、源氏物語ゆかりの寺社やミュージアム、宇治茶の老舗が立ち並ぶ商店街・・・、本格的な抹茶スイーツも人気です。
夏の宇治は、終日ゆっくり訪れるのがおすすめです。