吉野太夫ゆかりの常照寺には、彼女が寄進した朱塗りの門があり、吉野門と呼ばれています。
春、その吉野門前の参道に植えられたソメイヨシノが咲くと、朱塗りの門とのコントラストが美しい景色となります。
毎年4月・第3日曜日の「花供養」の日には、禿(かむろ)・大傘持ち・女中らを従えた島原太夫の行列が、源光庵から出発し、約100メートル離れた常照寺に向って練り歩きます。
高下駄で内八文字を描きながら練り歩く太夫の姿は、凛として気品に満ち溢れ、目を奪うような艶やかさ。
この華やかな「太夫道中」を一目見ようと、周辺は大勢の人で賑わいます。
常照寺の参道から先へ入るには、「入門券」が必要。
法要・吉野太夫の墓前供養・野点などが執り行われ、舞の奉納などを観覧することもできます。
自然豊かな境内で、趣向を凝らしたそれぞれの茶席を味わい、文化の粋を味わうことができる一日。
太夫さんを間近で見ることができる貴重な機会としてもおすすめです。