「やすらい祭り」とは、桜の花と共に散る疫神を鎮めるための鎮花祭であり、平安時代から民衆によって受け継がれてきました。
現在にいたるまで数箇所で行われていますが、最も有名なのが今宮神社。
京都三奇祭のひとつとされ、国の重要無形民族文化財に指定されています。
正午、今宮神社の北に位値する「光念寺」と「川上大神宮」より、それぞれの行列が出発。
光念寺からの行列は「上野やすらい会」、川上大神宮は「川上やすらい会」と呼ばれる氏子組織によって構成されています。
風流花傘を中心に、子鬼・赤鬼・黒鬼・囃し方らが、鉦や太鼓を打ち鳴らしながら町内を練り歩きます。
その途中、「よ〜ほい」、「花や咲きたる やすらい花や〜」という掛け声と共に、赤鬼と黒鬼が髪を振り乱して飛び跳ねるように踊ります。
行列の先頭を行く風流傘の下に入ると無病息災が叶うといわれ、見物客も競って花傘に集まります。
賑やかな行列が今宮神社に到着すると、風流花傘に集まった疫神が納められ、祭神に踊りが奉納されます。
奉納舞が終わると、行列はそれぞれの出発地点まで練り歩きながら戻ります。
ちょうど遅咲きの枝垂桜が咲く境内には、厄除け祈願の風流花傘が置かれています。
参拝客らはこの傘の下に入り、「やすらい人形」に願をかけて厄除けをします。