嵯峨嵐山・清涼寺の「お松明式」とは、涅槃会の行事として行われる京都三大火祭りのひとつ。
境内には、高さ7m、直径約2.5mの逆三角すい形のお松明が3本立てられます。
境内に屋台が立ち並び、賑やかな祭りの活気が満ちています。
本堂内では美しい涅槃図が公開(無料)され、国宝であるご本尊「三国伝来生身の像」を拝観(有料)することもできます。
この日、多くの人が楽しみにしているのが、「嵯峨大念仏狂言」。
京都の三大狂言のひとつに数えられる無言劇です。
境内の一角にある舞台では、それぞれ異なる演目が3回に渡って上演されます。
1番目は爽やかな緑と青空に囲まれて、2番目は暮れなずむ空の下で、3番目は夜闇の中で・・・、舞台と観覧席は不思議な一体感に包まれます。
夜の20時になると、読経が始まり、まずは納められた札を焼きます。
火の粉が舞い上がり、荘厳なムードが漂い始めると、いよいよお松明に点火!
3本のお松明が勢いよく燃え上がる・・・のが理想ですが、実際にはなかなかうまく火が回らないこともあります。
古くは、この火の勢いの強弱によって稲作の豊凶を占ってきました。
江戸時代には米相場を占い、近年では株価の占いにもなるそうです。
さて、今年はどうでしょうか。