上賀茂では古くより、男子が15歳になると「あがり」といい、成人とみなされます。
その元服を祝い大田神社と上賀茂神社へ詣でるのが、さんやれ祭です。
行列は「磨り鉦」を打つ子供達と、太鼓や笛を演奏する大人達で構成されます。
「あがり」の少年達は、大島紬の羽織、着物に黒足袋、下駄、白いマフラーと手袋をつけて太鼓を持っています。
「おんめでとうござ〜る〜」と、独特の調子で囃し立てながら町内ごとに練り歩いた後は、大田神社へ。
祈祷をして里神楽を奉納し、本堂の周囲をまわります。
その後、上賀茂神社で祈祷をし、鉦・太鼓・笛などで囃子を奉納します。
15歳をむかえる少年が年々減り、町内に「あがり」の子がいない場合も多くなっていますが、町ごとで合同の行列にするなどして、現在まで受け継がれています。
2月の寒中に行われますが、町内の人々が元服を祝う様子が暖かい光景。
地域の人々をつなぐ素朴な伝統行事です。