お茶の香りが立ち込める参道を少し行くと、右手にあるのが「中村藤吉 平等院支店」。
宇治川を臨む絶好の地に、約100年前に豪商の別邸として建てられました。
その後は「菊屋萬碧桜 宿」として皇族にも利用されていたことのある歴史的な建物です。
2006年春に、中村藤吉 平等院支店としてオープンし、再び多くの人を迎え入れる場所として生まれ変わりました。
本店も近くにありますが、平等院支店をおすすめする理由は、この景色!
悠々と流れる宇治川を眺めれば、時間の感覚がなくなってしまうほど、ほっこりとくつろいでしまいます。
藤吉うどん(温)680円
昼食に頂いたのは「藤吉うどん」。 石臼びきの抹茶を練りこんだ麺の色を目で楽しんで、ほのかに香る抹茶の香りに癒されて、 京風だしの良いお味を堪能できます。
生茶ゼリイ(抹茶)620円
食後には、生茶ゼリイをいただきました。
見て下さい、この美しい色とゼリイのプルプル感!
抹茶の味がそのまま生きています。舌触り、みずみずしい喉越し、上品な甘さ・・・
抹茶スイーツは数多くあれど、この生茶ゼリーは絶品!
口コミで評判が広まり、生茶ゼリイ目当てに訪れるお客さんが多いとか。納得ですね。
中村茶 430円
一緒に中村茶も注文してみました。
こちらは7種類の茶葉がブレンドされ、なんと「煎茶」「玉露」どちらにも使える茶葉なのです。
「普段、お茶を飲み慣れていない」、「どのお茶にしたらいいかよく分からない」という人におすすめ。
店員さんに聞けば、淹れ方もきちんと教えていただけます。
どんな味になるのかを楽しみに、待つ・・・。
この時間が、心を豊かにしてくれますね。
自分で淹れたお茶は、身体も心も満たしてくれました。
【楽しむコツ】
※持ち帰り用の生茶ゼリイ(350円)も販売されています。
※観光シーズンの週末は、満員となります。
ピークシーズンは、順番待ちリストの人数をチェックしてから、参道周辺を散策することをお勧めします。
代表取締役
中村藤司さん
「カフェメニューの中で一番人気の『生茶ゼリイ』、これを作るのは、ほんまに苦労したんですわ。
生茶ゼリイの素は、抹茶・寒天・砂糖。
シンプルだからこそ、材料の選定が一番大事なんです。
寒天は動物性にするのか、植物性にするのか、それだけで舌触りも風味も変わります。
砂糖にはもっと種類があります。上白糖、グラニュー糖、ざらめ、和三盆・・・
私とかみさんとで材料の組み合わせを考えて試行錯誤しながら、納得のいくものができるまで3ヶ月かかりました。
何を使うてるかは秘密ですけどね(笑)。
一番苦労したこと?
それは、『甘さ』の表現ですわ。
抹茶を美味しくする方法と、ゼリイを美味しくする方法は、必ずしも噛み合わないんです。
甘さをきつうしたら、ある程度はごまかせるんやろうけど、そうすると京都らしい味になりません。
京都は、素材の味を楽しむための「うす味」が基本。
上品に抑えた甘さで抹茶の味を楽しんでもらいたいから、砂糖を選ぶのには一番気を遣いました。
おかげさまで、生茶ゼリイはたくさんの方にご愛顧いただいてます。
ぜひ一度、召し上がってみてください。」