
京都・南山城にある地蔵禅院(曹洞宗地蔵院)、ここには樹齢270年を越える枝垂れ桜があります。
1727年に植樹され、京都府の天然記念物にも指定された老桜木。
井手の里を見下ろす丘陵にそびえ立ち、年月を刻んだ幹から、しなやかに垂れる枝・・・可憐な花をまとったその姿は、凛とした風格を漂わせます。
日が暮れた後は、うっすらと照らし出される花は妖艶な輝きをおび、昼間とはまったく違う表情。
実はこの桜は、円山公園にある枝垂れ桜の「叔母さん」にあたります。
円山公園にあった先代の枝垂れ桜と、親株を同じくする姉妹桜なのです。
15年ほど前には、一度弱ってしまったことがありましたが、樹木医の治療によって息を吹き返しました。
拝観料はありませんが、この老桜木の健康を守るために使われる「枝垂れ桜の保護寄金」を納めて見学しましょう。
桜の開花時期にあわせて、地蔵禅院の近くで「井手町桜まつり」が催されます。
玉水駅の側にある「玉川堤」沿いにソメイヨシノが咲き誇り、露店が立ち並びます。
玉水駅から地蔵禅院までは徒歩で約30分かかりますが、お祭りの雰囲気を楽しみながら桜並木を見ながら歩けば、あっという間に着いてしまいます。
期間中は夜9時頃まで、玉川堤の一部がライトアップされます。
ライトアップはされません。
しかし、日が暮れてもしばらくの間は閉門されませんので、薄闇に浮かび上がる桜を楽しむことができます。