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清水寺の七不思議〜番外編

清水寺に伝わる七つの不思議・・・。
実は、その他にも多くの不思議が言い伝えられているのです。
ここでは、その長い歴史に隠された「番外編の不思議」をご紹介。

中には、不思議というよりも、口伝えの逸話として残るものや、きちんとした理由が存在するものも含まれます。
しかし、そのひとつひとつを見て歩けば、昔の人々が言い交わしてきた謎や信仰に触れることができます。
清水寺が人々の心を惹きつけて止まないからこそ、こんなにも多くの不思議が残されているのでしょう。

すべて見つけることができた時、きっとあなたも、そんな清水寺に魅せられた人々の一人となるかもしれません・・・

清水寺の七不思議〜番外編
善光寺の首振地蔵

清水寺に入る手前・左手にある善光寺。
ここへお参りに来た人は、お地蔵様の前で一礼してから、両手でお地蔵様の顔をはさみ・・・なんと、クルッと回すのです!
この首振地蔵は、「自分が恋い慕う人がいる方向に首を振り向けて祈願すると、願いが叶う」といわれており、恋の成就を願う女性に人気のお地蔵様。
別の伝説によると、「とある祇園の幇間(たいこもち)が散在しすぎたことを可愛そうに思った人々が、首の回るお地蔵様を作って慰めた」ことから、借金に困った人もお参りに来ると言われています。

馬駐

善光寺の隣には、馬駐(うまとどめ)があります。 ひっそりと建っていますが、これも立派な重要文化財。
よく観察してみると・・・なぜか金具がひとつだけ違う向きについているのです。
馬駐の立て札を正面に見たとき、その左奥の柱の下側です。
間違ってつけられたのか、誰かのイタズラ心なのか・・・、真相は謎のままです。

景清の爪形観音

胎内めぐりで有名な随求堂の手前・右側に、石灯篭があります。
この小さな窓の奥には、観音様が祀られていると言われますが・・・暗くてよく見えません。
平景清(たいらのかげきよ)が清水寺に潜伏していた時に、爪で石の上に観音様を彫り、奉納したと伝えれています。

梟の手水鉢

参拝者が両手を洗い、清める手水鉢。 この手水鉢へは、龍の口から水が注がれています。
しかし、この名前はなぜか「梟(ふくろう)の手水鉢」。 その理由を知るには・・・、手水鉢の下側を覗き込まなければなりません。
そこには、観音様を挟んで、四方に梟が彫られています。 知恵を司る神様が、こんなところに隠れているのは、不思議ですね。

轟橋

梟(ふくろう)の手水鉢のすぐ側にあるのが、轟橋(とどろきばし)。
中央の板張りを舌、両端の石造部分を歯に見立てて、清水寺の「口」と言われます。
「歯痛の人は渡ってはいけない」という話もあるそうです。

轟門

轟橋を渡ったところにそびえる轟門(とどろきもん)。
ここで拝観券のチェックがされていますが、入る前に見ることができる不思議が、「轟門のカンカン貫」。
仁王門と同様に、ここにも磨り減った木口があるのです。
カンカンと響く音を、ぜひ聞いてみてください。

本堂の爪跡

清水の舞台を通りすぎた後、地主神社へと続く階段の手前で、本堂の壁をよ〜く見ると・・・延々と続く深い溝があります。
本堂を一周するこの爪跡のような溝。実は、これは昔の「お百度参り」の痕跡なのです。
電灯が無かった時代、夜な夜な願をかけに清水寺へ参拝した人たちが、暗い夜道を歩くときに壁を辿った跡。
昔の人々の厚い信仰心、願い事の数々がここに刻まれています。
余談になりますが、「堂々めぐり」という言葉は、ここから来ています。
「お堂の周囲を何度も回る」ことに掛けて、「いつまで経っても終わらない」という意味に転じたのだそうです。