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清水寺の七不思議

季節を問わず、多くの人が訪れる京都の代表的名所、清水寺。
「清水の舞台から飛び降りる」とはよく言ったもので、その迫力と重厚感は見るものを圧倒します。

「昔は実際に、清水の舞台から人が飛び降りていた」という話はよく知られていますが、一説によると、その生存率は 85.4 パーセント。
観音様がいる補陀落浄土(ふだらくじょうど)に旅立つため、あるいは、決死の覚悟で願をかけるため、人々の念がこめられた舞台なのです。

さて、この清水寺へは、年間400万人以上もの参拝客が訪れます。
しかし、七不思議を自分の目で全て見る人は少ないのではないでしょうか。
清水寺の不思議は、見つけにくい所にあることが多いのです。

それらの七不思議を、詳細写真と地図でご案内!
清水寺を訪れる際は、これらの不思議を巡る、京都「通」の楽しみ方をしてみませんか?

清水寺に隠された七不思議〜表編
狛犬

狛犬と言えば、口を開けている「阿形(あぎょう)」と、口を閉じている「吽形(うんぎょう)」とで対になっているのが一般的。
しかし、清水寺の仁王門前の狛犬は、なぜか二匹とも口を開けた「阿形」なのです。
なぜこのように異例の組み合わせなのか・・・理由は判っていませんが、滅多にお目にかかれない狛犬であることは確かです。

仁王門のカンカン貫

清水寺への参拝客が最初に目にする、立派な仁王門。通称、赤門とも呼ばれます。
この仁王門の右側の端を、よ〜く見てください。 前面と背面それぞれの柱には、磨り減った木口があります。
一人が耳をつけて、反対側をもう一人が叩くと、「カンカン」と澄んだ音が聞こえてくるのです。

虎の図

西門下の広場(仁王門の手前、右奥)には、岸駒作の「虎の図」石灯篭があります。
岸駒(がんく)とは、江戸時代後期の虎の絵の名手。 彼の代表作であるこの八方睨みの虎は、毎夜灯籠から抜け出して池の水を飲みに行くという不思議な言い伝えが残ります。 表面に浮く白いカビのせいで、虎の姿はやや見にくいのですが、力強い視線は今も健在です。

鐘楼

仁王門をくぐった後、階段の左手には梵鐘を支える鐘楼が建っています。
この切妻瓦葺きの鐘楼の柱は、六本。
通常、梵鐘は四本の柱で支えられますが、清水寺の梵鐘は大きくて重いために六本で支えているそうです。
確かに、六本柱の鐘楼というのは、他ではあまり見かけないですね。

三重塔

三重塔の四方角の屋根瓦には、「鬼」瓦がついています。
しかし、注視してみると、東南角の瓦だけ水を司る「龍」がついています。
龍は、仏教の守護神であり、雨を呼ぶ神・・・。
この龍は、防火のおまじないとして、ここで清水寺を守っているのです。

平景清の足形

仏足石として拝まれている一尺七寸(約50cm)もの大きな足形。 それぞれの足形の中央には、仏足石を象徴する足下二輪相(そくげにりんそう)が微かに残っています。
これを残したのは弁慶とする伝説もありますが、平家の武将・平景清(たいらのかげきよ)とする伝説のほうが有力です

清水の舞台

なんと言っても最大の不思議は、清水の舞台。樹齢400年を越すケヤキの大木が、釘を使わずに組み立てられています。
その構造美、匠の技は、何度見ても飽き足りない光景です。
上から、下から、じっくりと鑑賞してください。

さてさて。
七不思議をすべて見つけた方は、さらに多くの不思議を見つけにいきませんか?
面白い発見、逸話がまだ隠されていますよ。