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祇園祭2008

巡行を楽しむ 祇園祭のハイライト、山鉾巡行の楽しみ方を徹底紹介!
山鉾巡行とは

祇園祭の歴史を遡ると、最も古い記録として残るのが869年に行われた「祇園御霊会」。
神泉苑に66本の矛をたて、疫神を依り憑かせて流すことで、疫病が蔓延しないように願ったのです。
これが恒例化したのが「祇園祭」であり、およそ1100年の歴史を受け継ぐ祭事です。

「祇園祭」の最も重要な神事は、それらの疫神を退治する神(牛頭天王≒スサノヲノミコト)が八坂神社から御旅所に渡御される「神幸祭」と、御旅所から八坂神社におかえりになる「還幸祭」です。
「山鉾巡行」とは、その「神幸祭」に先立って、町内の疫神を集め、清祓いをするための祭事なのです。
それぞれの山鉾は、所有する町内の町衆が主体となって守り続けてきました。
長い年月の間、より大きく、より華美に、競い合うようにして盛り立ててきたのです。
その結果、動く芸術と讃えられるまでになった「山鉾巡行」は「祇園祭」のハイライトとして、多くの観光客を魅了する一大行事になりました。

「山鉾巡行」は、各山鉾町を9:00に出発し13:00頃に戻ります。
その間、籤改め、辻回しをはじめとする様々な見所がありますが、毎年10万人以上もの人出で混雑しますので、事前に計画立てて行くのが得策。

観覧スポット紹介

【有料観覧席】で見る

御池通の両側に、全席指定の有料観覧席が13,000名分設置されます。
椅子に座って山鉾の姿をじっくり見ることができるのが利点。
御池通は道幅が広く、遠くまで見渡すことができます。
ただし、日差しをさえぎるものがありませんので、晴天の場合は暑さ対策が必須。
日傘の使用は禁止されていますが、日よけ帽子が配布されます。

※ 一般向けチケットは、京都市観光局より6月上旬に販売開始(1席 3,100円)。
電話もしくはインターネットにて予約できます。

» 京都市観光局 公式サイト

【辻回し】を見る

最大で12トンもある山鉾の巨体が、進行方向を90度変える「辻回し」。
山鉾巡行の最も迫力ある見せ場です。

まずは、割り竹を敷き、水をかけ、車輪には太縄をかけてから、音頭取りの掛け声にあわせて40〜50人の曳き手たちが縄を引きます!
メリメリと木がきしみ、下から上へ揺れを受け流しながら方向転換する胴体・・・、迫力満点の瞬間です。
通常はこれを3〜6回繰り返して方向転換しますが、稀に1回で90度まわすことに成功する山鉾もあり、観客はその出来具合を一喜一憂しながら楽しみます。
囃子方の演奏も「辻回し」の動きと連動してテンポが変わるのが理想とされており、すべての担当が一丸となって演出します。

この「辻回し」を見ることができるポイントは、合計4箇所。
最も人気が高いのは、四条河原町の交差点です。
囃子方の演奏も、八坂神社の神様に奉納するためのゆったりした「渡り囃子」から、帰路を後押しするための賑やかな「戻り囃子」へと切り替わります。
かなり早めの場所取りが必要になりますので、時間に余裕が無い場合は、河原町通にある2箇所の「辻回し」ポイントは避けたほうが無難です。

【籤改め】を見る

籤取り式で決まった順番通りに山鉾が通過することを確認するのが、「籤改め(くじあらため)」。 四条堺町の北側に差し掛かると、正使が進み出て文箱の紐を解き、奉行役を務める京都市長に確認を受けます。
山鉾町ごとに所作が異なり、それらを見比べる面白さで人気の儀式。
特に、まだ幼さの残る少年が難しい所作を美しく決めたりすると、沿道からは大きな拍手が沸き起こります。
早めの場所取りが必要な人気スポットです。

尚、籤取らずで先頭を行く長刀鉾は「籤改め」をせずに通過し、「注連縄切り」を行います。
生稚児が太刀を持ち、四条麩屋町に張られた注連縄を切り落とすことによって、神域への結界を解き放つのです。

【新町通】で見る

山鉾の迫力を最も近くで感じられるのが、新町通に入ってからの巡行路。
道幅が狭く、少しでもそれると、町家の屋根や電線にぶつかってしまうほど。
屋根の上からは、細心の注意を払って大工方が舵取りの指示を出します。

最大の難所を通りぬける緊張感は、沿道の観客にも伝わります。
山鉾が近づいてくる様子をハラハラしながら見守り、至近距離で観賞するのが、新町通から見る醍醐味。
地元の人が多く選ぶスポットです。

観覧のご注意

<山鉾巡行のルートマップ>

※ 晴天の場合、蒸し暑い中での観覧となりますので、水分補給は必須です。 帽子や日傘などの日差し対策も必要です。
※ よほどの荒天にならない限りは、雨が降っても決行されます。 雨天の場合、山鉾には保護用のビニールがかけられたままの巡行となります。 
※ 混雑するポイントで見る場合、巡行スタート後は動き回りにくくなります。 トイレ・コンビニ情報が入った「山鉾巡行のルートマップ」を印刷して持ち歩くと便利です

その他

祇園祭に参加!

山鉾の曳き手ボランティアとして、祇園祭に参加することができます。 「京都祇園祭 ボランティア21が集めた有志を、全32基のうち21基の山鉾へ送ります。 応募者は抽選で選ばれ、どの山鉾を担当するかという点も抽選となります。 壮大な歴史を受け継ぐ祭事に、あなたも参加してみませんか?

【応募の条件は3つ】

  • 京都祇園祭ボランティア21に所属する青年、または祇園祭の主旨を十分に理解するボランティアの方
  • 18〜40歳の男子
  • 事前オリエンテーションに参加できる方

剣鉾を見よう!

祇園祭の起源とされる、869年の祇園御霊会。
この時に「66本の矛」が立てられたと記録に残っていますが、その「矛」に非常に近い形と言われるものが「剣鉾」です。
「山鉾の原形」と言われるこの「剣鉾」は、今も京都各地に残されており、春秋に行われる祭で見ることができます。
主なものでは、10月の「粟田神社の大祭」、5月の「嵯峨祭」などがあります。

2008年の巡行順・各山鉾の詳細情報

1、【長刀鉾(なぎなたぼこ)】  <クジ取らず>
 生稚児を乗せて、巡行の先頭を行く鉾
 鉾建て:7月10日 7:00〜
 曳き初め:7月12日 15:30〜
 一般搭乗:7月13日 9:00〜 
   ※女性は町屋の2階までしか上がれません。鉾内部の搭乗は不可です
 授与品:粽、玩具長刀

2、【孟宗山(もうそうやま)】  <山1番>
 竹の子にまつわる説話を題材とし、別名「筍山」とも呼ばれる
 山建て:7月14日 8:00〜
 授与品:粽、手拭、扇子

3、【油天神山(あぶらてんじんやま)】  <山2番>
 粽には梅の花がついている
 山建て:7月13日 6:00〜
 授与品:粽(梅花付)、絵馬、学問成就の御守

4、【保昌山(ほうしょうやま)】  <山3番>
 丹後守平井保昌と和泉式部の恋物語を題材とする山
 山建て:7月12日 9:00〜
 授与品:粽(縁結び)、恋愛成就の御守

5、【函谷鉾(かんこぼこ)】  <クジ取らず>
 中国の史話に基づいて作られた鉾
 鉾建て:  7月10日 7:00〜
 曳き初め:7月12日 14:00〜
 一般搭乗:7月13日 9:00〜
 授与品:粽、扇子

6、【太子山(たいしやま)】  <山4番>
 聖徳太子が杉の巨木で六角堂を作った故事に因む山
 山建て:7月14日 8:00〜
 授与品:粽、知恵の御守、身代わり杉守

7、【四条傘鉾(しじょうかさほこ)  <傘1番>
 16人の子供たちによる棒振り踊りと一緒に巡行する鉾
 鉾建て:7月14日 7:00〜
 授与品:粽、厄除け御札、わらじかざり御守

8、【占出山(うらでやま)】  <山5番>
 神功皇后を祀る安産の山
 山建て:7月13日 
 授与品:粽、腹帯、安産の御守

9、【鶏鉾(にわとりぼこ)】  <鉾1番>
 鉾頭は、諌鼓と鶏の卵を意味するといわれる
 鉾建て:7月10日 7:00〜
 曳き初め:7月12日  14:30〜
 一般搭乗:7月13日 13:00〜 
 授与品:粽、手拭、扇子

10、【白楽天山(はくらくてんやま)】  <山6番>
 中国の詩人、白楽天の話に由来する山
 山建て:7月13日 9:00〜
 授与品:粽(学業成就の御守付き)、合格手形絵馬

11、【霰天神山(あられてんじんやま)】  <山7番>
一度も火難に遭っていない山
 山建て:7月13日 8:00〜
 授与品:粽(梅花付)、除災招福の御守、雷除火除の御守

12、【山伏山(やまぶしやま)】  <山8番>
 多くの伝説を残した浄蔵を山伏姿でご神体とする山
 山建て:7月13日 9:00〜
 授与品:粽(火除け、雷除け)

13、【月鉾(つきほこ)  <鉾2番>
 高さ26m、重さ12tの豪華絢爛な「動く美術館」
 鉾建て:7月10日 7:00〜
 曳き初め:7月12日 15:00〜
 一般搭乗:7月13日 13:00〜 
 授与品:粽、手拭、扇子

14、【芦刈山(あしかりやま)】  <山9番>
 平安時代の大和物語に書かれている「芦刈」を再現した山
 山建て:7月12日 15:30〜
 授与品:粽(夫婦和合、縁結び)、手拭、扇子
 
15、【綾傘鉾(あやがさほこ)】  <傘2番>
 「棒振り踊り」は、この鉾だけの呼び物
 鉾建て:7月14日 10:00〜
 授与品:粽、扇子

16、【蟷螂山(とうろうやま)】  <山10番>
 からくり仕掛けの「大かまきり」が迫力満点
 山建て:7月14日 8:00〜
 授与品:粽(かまきり付)、手拭、扇子

17、【菊水鉾(きくすいぼこ)】  <鉾3番>
 菊の葉から長寿の水を飲んだという中国の説話に因む鉾
 鉾建て:7月10日 8:00〜
 曳き初め:7月12日  15:00〜
 一般搭乗:7月13日  13:00〜
 お茶会:7月13〜16日 
 授与品:粽(不老長寿、商売繁盛)

18、【木賊山(とくさやま)】  <山11番>
 世阿弥作の能の謡曲「木賊」に因んだ山。トクサとは植物の名前
 山建て:7月13日 9:00〜
 授与品:粽、迷子の御守

19、【伯牙山(はくがやま)】  <山12番>
 別名、「琴割り山」として知られる山
 山建て:7月13日 9:00〜
 授与品:粽、手拭

20、【郭巨山(かっきょやま)】  <山13番>
 中国の説話に残る郭巨とその子供をご神体とする山
 山建て:7月13日 7:00〜
 授与品:粽、手拭、母乳の御守

21、【放下鉾(ほうかぼこ)】  <クジ取らず>
 放下僧をご神体とする鉾
 鉾建て:7月11日 6:00〜
 曳き初め:7月13日  15:00〜
 一般搭乗:7月15日 10:00〜 ※女性の搭乗は不可 
 授与品:粽(疫病除け)、手拭

22、【岩戸山(いわとやま)】  <クジ取らず>
 屋根をつけることで、山を鉾形に改造した先駆け
 山建て:7月11日 6:00〜
 曳き初め:7月13日 15:00〜
 一般搭乗:7月14日 9:00〜
 授与品:粽、ミニ粽、手拭

23、【船鉾(ふねぼこ)】  <クジ取らず>
 神功皇后が懐妊中に外征した話に由来し、出陣する船を模った鉾
 鉾建て:7月11日 6:00〜
 曳き初め:7月13日 15:00〜
 一般搭乗:7月13日 19:00〜 
 授与品:粽、腹帯、安産の御守

↑以上が、「さきの巡行」
↓以下が、「あとの巡行」

24、【北観音山(きたかんのんやま)】  <クジ取らず>
 町内に豪商が多く、豪華な懸賞品が自慢の山
 山建て:7月12日 6:00〜
 曳き初め:7月13日 15:00〜 
 一般搭乗:招待客のみ
 授与品:なし

25、【橋弁慶山(はしべんけいやま)】  <クジ取らず>
 古い形を今に伝える由緒ある山で、弁慶と牛若丸を乗せる
 山建て:7月14日 8:30〜
 曳き初め: 7月14日 11:00〜
 授与品:粽、力縄、扇子

26、【黒主山(くろぬしやま)】  <山1番>
 黒主が桜を見上げる場面を再現した山
 山建て:7月12日 9:00〜
 授与品:粽(桜の花付)、手拭、団扇

27、【八幡山(はちまんやま)】  <山2番>
 八幡宮を山に据える山で、雌雄の鳩が夫婦和合を象徴する
 山建て:7月13日 15:00〜
 授与品:粽、鳩笛、鳩鈴(夜鳴き封じ)

28、【鈴鹿山(すずかやま)】  <山3番>
 瀬織津姫神をご神体とする山
 山建て:7月13日 9:00〜
 授与品:粽、盗難除け、Tシャツ、油取り紙

29、【役行者山(えんのぎょうじゃやま)】  <山4番>
 修験道をテーマとした山
 山建て:7月13日 8:00〜
 授与品:粽、疫病除けの御守、安産の御守

30、【鯉山(こいやま)】  <山5番>
 勇壮に流れを遡る鯉を題材とする異色の山
 山建て:7月12日 9:00〜
 授与品:粽、立身出世の御守

31、【浄妙山(じょうみょうやま)】  <山6番>
 平家物語にある宇治川先陣の故事を再現する山
 山建て:7月13日 10:00〜
 授与品:粽、勝御守、交通安全の御守

32、【南観音山(みなみかんのんやま)】  <クジ取らず>
 「あばれ観音」で知られ、巡行の最後尾を飾るクジ取らずの山
 山建て:7月12日 6:00〜
 曳き初め:7月13日 15:00〜 
 一般搭乗:7月14日 10:00〜
 授与品:粽、手拭、扇子